
・Review
1950年、インド生まれのヴァイオリニスト。この音源に出会い、初めて知ったアーティストの一人。同じくから演奏するダブル・ヴァオリンという楽器を知ったのも本作がきっかけだ。Shankarのことを調べてみると、(Wikipedia:https://en.wikipedia.org/wiki/L._Shankar)
ワールドワイドで活躍している大御所なんですね。
1曲目のPAPER NUTからの入りからすごくかっこいい。Garbarekのサックスも伸びやかで秀逸。Zakir Hussainのリーダーアルバムも良かったが、このアルバムでは少し大人しい。黒子に徹している印象。これはドラムマシンの存在によるものであろう。なお本作品におけるドラムマシンを、僕はケミストリーの観点で今回の処置を好ましく思っていない。
ECMサウンド特有の「品質感」 を損ねる音にしか聴こえないのだ。(同様な感想をGarbarekの作品でも感じたことがある。)つまりエレクトロニクスの中でも、明確に「時代を超えられない音」があるということだろう。 アルバム全体としてではなく、曲単位ではあるのだが、その点だけがとても残念だ。
・Catalogue
ECM 1286 Shankar ‘Song For Everyone’ (1985)
・Track list
1.PAPER NUT
2.I KNOW
3.WATCHING YOU
4.CONVERSATION
5.SONG FOR EVERYONE
6.LET’S GO HOME
7.REST IN PEACE
・Personnel
Shankar 10-String Double Violin, Drum Machine
Jan Garbarek Soprano Saxophone, Tenor Saxophone
Zakir Hussain Tabla, Congas
Trilok Gurtu Percussion
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