
・Review
1935年、アルゼンチン生まれバンドネオン奏者Dino Saluzzi (ディノ・サルージ)のソロアルバム。
このアルバムの収録曲から3曲、Jean-Luc Godard (ジャン・リュック・ゴダール) 監督作品、映画「Nouvelle Vague (ヌーヴェルヴァーグ)」で使用されている。
ちなみに使用されている楽曲は以下の通り。
WINTER、TRANSMUTATION、ANDINAである。
特にANDINAでは後半に、Dino Saluzzi (ディノ・サルーシ)本人によるフルートの演奏がオーヴァーダブされている。彼が他の楽器を弾けるなんて知らなかった。いずれにせよバンドネオン特有の音の響きとコード進行で演出できる、お手軽な郷愁感に頼らず、抑制された抽象的な、心情描写的なアプローチによって描き出される映像的な郷愁が好ましい作品だ。
・Catalogue
ECM 1375 Dino Saluzzi ‘Andina’ (1989)
・Track list
1.DANCE: IN THE MORNING(Dino Saluzzi)
2.WINTER(Dino Saluzzi)
3.TRANSMUTATION: ROMANZA AND TOCCATA(Dino Saluzzi)
4.REMOTENESS: …AND THE YEARS WENT BY(Dino Saluzzi)
5.TANGO OF OBLIVION: INTRODUCTION – DANCE – THE END(Dino Saluzzi)
6.CHORAL: THE MAN OF THE MIRACLES(Dino Saluzzi)
7.WALTZ FOR VERENA(Dino Saluzzi)
8.ANDINA: TOCCATA (MY FATHER) – HUAINO (…MY SMALL TOWN) – THE END (…AND THE DAYS ARRIVED)(Dino Saluzzi)07:299.MEMORIES(Dino Saluzzi)
・Personnel
Dino Saluzzi Bandoneon, Flute
・Official site
Dino Saluzzi
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