ECM 1896 Manu Katché, Jan Garbareck, Tomasz Stanko, Marcin Wasilewski, Slawomir Kurkiewicz ‘Neighborhood’ (2005)

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ECM 1896 Manu Katche, Jan Garbareck, Tomasz Stanko, Marcin Wasilewski, Slawomir Kurkiewicz ‘Neighborhood’ (2005)

・Review
アフリカ系フランス人ドラマー、マヌ・カッチェのリーダー作。
全曲彼によるオリジナル楽曲で構成されている。

ポップスにやや寄せた心地よいジャズと言えるのではないだろうか。
軽やかさを持ったジャズ、と言ってもいい。

そう感じる背景には、彼の活動するフィールドはそれこそポップスあるいはロックの人だからかもしれないしアフリカンなリズム感がそう感じさせるのかもしれない。なお、彼がスタジオ録音、ライブ参加したアーティストは数知れない。ピーター・ガブリエル、アル・ディ・メオラ、ダイアー・ストレイツ、ジョー・サトリアーニ、スティング、ユッスー・ンドゥール、ジョニ・ミッチェル、トレイシー・チャップマン、トーリ・エイモス、ジプシー・キングスなどなど。

本作のメンバーは、錚々たる面子。ピアノはMarcin Wasilewski(マルチン・ヴァシレフスキ)でジャジーかつ叙情的な雰囲気をこのアルバム全体にもたらしている。ベースのSlawomir Kurkiewiczはもはやヴァシレフスキの相棒と言ってもいいキャリア。そこにJan Garbarek(ヤン・ガルバレク)のテナー、Tomasz Stanko(トーマス・スタンコ)のペットが絡み合う。

とてもいいアルバムだと思う。

最後にこのアルバムは、ミシェル・ペアトルチアー二に捧げられた作品だそうな。
ようやくこのアルバムタイトルの意味が複合的なものとして見えてくる。泣いてしまうじゃないか。

 

・Video

 

・Catalogue
ECM 1896 Manu Katché, Jan Garbareck, Tomasz Stanko, Marcin Wasilewski, Slawomir Kurkiewicz ‘Neighborhood’ (2005)

・Track list
1.NOVEMBER 99(Manu Katché)
2.NUMBER ONE(Manu Katché)
3.LULLABY(Manu Katché)
4.GOOD INFLUENCE(Manu Katché)
5.FEBRUARY SUN(Manu Katché)
6.NO RUSH(Manu Katché)
7.LOVELY WALK(Manu Katché)
8.TAKE OFF AND LAND(Manu Katché)
9.MILES AWAY(Manu Katché)
10.ROSE(Manu Katché)

・Credit
Manu Katché : Drums
Tomasz Stanko : Trumpet
Jan Garbarek :Tenor Saxophone
Marcin Wasilewski :Piano
Slawomir Kurkiewicz :Double-Bass

・Official site
http://www.manu-katche.com/actualites.htm


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