ECM 1684 Ketil Bjørnstad, David Darling ‘Epigraphs’ (2000)

・Review
ノルウェー出身のピアニスト、Ketil Bjørnstad (ケティル・ビヨルンスタ)とアメリカ人チェリストDavid Darling(デイヴィッド・ダーリング)のデュオ。ECMデビュー作であるThe Riverのコンビ。

簡潔に言うと、大傑作。
この美しさは尋常ではない。

このアルバムには、彼らのオリジナルと合わせて、
次の15世紀〜17世紀の作曲家達の楽曲が演奏されている。

William Byrd(ウィリアム・バード), Orlando Gibbons(オーランド・ギボンズ),
Guillaume Dufay(ギヨーム・デュファイ)、Gregor Aichinge(グレゴル・アイヒンガー)。

このアルバムに閉じ込められているのは、上記イギリス、フランス、ドイツの
偉大なる作曲家達が書き残したEpgraphs(墓碑銘)なのかもしれない。

まず特筆すべきは、アルバムを通して変奏されるEpigraphという楽曲。
そしてAfter Celan。これは詩人のパウル・ツェランのことだろう。
一体どんな思いでこの曲を書いたのだろうか。

なお、補足ながら、上記で言及した曲は、Jean-Luc Godard(ジャン・リュック・ゴダール)監督作品
「Éloge de l’amour」で使用されている。

何度でも聴きたい素晴らしいアルバムだ。

・Catalogue
ECM 1684 Ketil Bjørnstad, David Darling ‘Epigraph’ (2000)

・Track list
1.EPIGRAPH NO. 1(Ketil Bjørnstad)
2.UPLAND(Ketil Bjørnstad)
3.WAKENING(Ketil Bjørnstad)
4.EPIGRAPH NO. 1, VAR. 1(Ketil Bjørnstad)
5.PAVANE(William Byrd)
6.FANTASIA(Orlando Gibbons)
7.EPIGRAPH NO. 1, VAR. 2(Ketil Bjørnstad)
8.THE GUEST(Ketil Bjørnstad)
9.AFTER CELAN(Ketil Bjørnstad)
10.SONG FOR TKJD(David Darling)
11.SILENT DREAM(David Darling)
12.THE LAKE(Ketil Bjørnstad)
13.GOTHIC(Ketil Bjørnstad)
14.EPIGRAPH NO. 1, VAR. 3(Ketil Bjørnstad)
15.LE JOUR S’ENDORT(Guillaume Dufay)
16.FACTUS EST REPENTE(Gregor Aichinger)

・Credit
Ketil Bjørnstad : Piano
David Darling : Cello

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