
・Review
Saints
圧倒的な漆黒の闇。見事すぎる。ここまでくると美しさすら感じる。
Beat the ground
疾走感と力強さを感じさせるフレージング。
Speak the name
ドラムがめちゃめちゃかっこいい。ピアノがフェードインし、カオスと美のせめぎ合いが、最高。
Hot blood
ジャズの新種或いは発展系。エキサイティングできる曲。
All true night
一聴すると優しい曲と思うがとんでもない。
狂気を孕んだソロピアノから始まり、耳に優しく響くのは、1,2曲目の激しさゆえ。
そこからトリオで美しさ、危うさをはらんだ、曲展開。
Cracking hearts
ドラムによる雰囲気づくり、ビートの地ならしから立ち上がる。
フリーキーおもえて、ピアノもペースが参加知ることによって、
それがある一定の法則に基づいたものであることに気づける構造。
更に、その上に、散発的に、ピアノとベースによる楽曲への介入を経て、
エキセントリックなジャズの形が浮かび上がってくる。
Silver ghost
長い音符の余韻が気持ちいい。必要最小限のドラムとベースがピアノを引き立てる。
Silver Days Or Love
音数の少なさがいい。ライドを中心としたドラムの上をベースとともにゆったりと歩むピアノによる不協和音の美しさがここにはある。
Speak The Name
冒頭から始まるドラムソロがかっこいい。
ピアノがフェードインし、次第に楽曲となっていく。
その後の展開はスピード感が溢れ、とてもスリリング。個人的にはハイライト。
実力派のトリオだ。好きなピアニストの一人になった。
・Video
・Catalogue
ECM 2326 Craig Taborn Trio ’Chants’ (2013)
・Track list
1.Saints
2.Beat The Ground
3.In Chant
4.Hot Blood
5.All True Night / Future Perfect
6.Cracking Hearts
7.Silver Ghosts
8.Silver Days Or Love
9.Speak The Name
・Credit
Craig Taborn : Piano
Thomas Morgan : Double Bass
Gerald Cleaver : Drums
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