ECM 2013 Miroslav Vitouš ‘Universal Syncopations II’ (2007)

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ECM 2013 Miroslav Vitouš ‘Universal Syncopations II’

・Review
Universal Syncopations Iとは大きくその趣を変えてきた。
前作同様、一曲目の印象が、アルバム全体のトーンを決定づけているような。

前作と比較すると、ヴォーカルを含め、ヴァラエティに富んだ楽器が各所に配置されている。
より音楽的と言っても良いかもしれない。

ドラムが変わったことで、奥行きはやや減り、より直線的な印象を受けるが、
それが決して悪いわけではなく、新たな魅力が曲に添えられている。

2曲目「Breakthrough」、3曲目「The prayer」を始め、それぞれがすごく面白い曲になっている。
まるで、目の前で劇が行われているかのようだ。

なるほど、確かにこれは劇のために存在するかのような音楽だ。
つまりこれらの曲達には、ある明確な物語性があるということ、なのだろう。

Jazzの進化形の一つ。こういう提案があるから、ECMは面白い。

・Catalogue
ECM 2013 Miroslav Vitouš ‘Universal Syncopations II’

・Track list
1.Opera
2.Breakthrough
3.The Prayer
4.Solar Giant
5.Mediterranean Love
6.Gmoong
7.Universal Evolution
8.Moment

・Credit
Miroslav Vitous : Double-Bass
Bob Mintzer : Tenor Saxophone, Bass Clarinet
Gary Campbell : Soprano Saxophone, Tenor Saxophone
Bob Malach : Tenor Saxophone
Randy Brecker : Trumpet
Daniele di Bonaventura : Bandoneon
Vesna Vasko-Caceres : Vocals
Adam Nussbaum : Drums
Gerald Cleaver : Drums

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